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🍀 夏1-3 実行を停滞させる要因とその対策

実行・行動を意識してもなかなか動けない時


やりたいこと、やるべきことがあるからといって、必ずしもスムーズに実行に移せるとは限りません。「頭でわかっていること」と「体が動くこと」は、イコールではありません。


  • タスクや納期を気にしながら、娯楽に時間を使ってしまう

  • 決めた時はワクワクしていたのに、今はピンとこない

  • 細かい用事を片付けているうちに、時間がなくなる


今回の記事では、これらの状況が起きる5つの要因と、4つの対策についてお伝えします。


【もくじ】


実行を停滞させる5つの要因


実行に移せない時は、まず次の5つの観点を考えてみてください。


  • 完璧主義になってないか


ほとんどの場合において、実行に移すことは「新しく始めること」を意味します。

新しいことへの挑戦は、たとえ小さなものであっても想定以上に困難です。

そのため、最初から全部を完璧にこなそうとするのは得策ではありません。

まずはハードルを下げ、加点方式で一つ一つ行動を積み上げていくことが大切です。


  • 手段に囚われすぎてないか


目的を果たすための手段や方法は、本来は無数にあります。

しかし実行を意識する時は、タスクそのものが目的になってしまいがちです。

勉強、発信、連絡、制作……あらゆる予定やタスクは手段にすぎず、目的は別にあります。

真の目的は何か、他に方法はないか、特定の手段に囚われないよう柔軟に考えましょう。


  • 具体化のための質問は十分か


目標に向かって行動しようと考える時、多くの人は「どうやって?」と考えます。

しかし、この質問は直接的すぎて、かえって発想が狭まりやすいという短所があります。

どうすればできるか考えることはもちろん大切ですが、それだけでは不十分です。

いつ、どこで、誰と……質問の種類を増やして、行動を具体化していくことが大切です。


  • 想像だけで終わってないか


「目に見えるくらい具体的にイメージしましょう」というアドバイスはよくあります。

脳は現実と想像の区別がつかないので、その機能を利用することは大切です。

しかしここには、「想像しただけで行動した気になる」というリスクも潜んでいます。

つもりになるだけの想像ではなく、実際に行動を喚起するような想像をしましょう。


  • 習慣や惰性で行動していないか


「人の行動の90%は、意志とは関係なく無意識的に行われている」と言われています。

ほとんどの場合、人は惰性と習慣で行動し続けているということです。

そして行動を意識的に変えようとすると、心理的な痛みが伴います。

面倒くさい、やめられない、落ち着かない……まずは無意識的な行動に気付き、事実や状況を理解することから対処していきましょう。



停滞感から抜け出すための4つの対策


これらの停滞要因に対処するには、以下の4つの対策が効果的です。


① 実行そのものをゴールにする


実行のハードルが高い時、納得のいく結果につながらない時は、まず実行そのものをゴールにすることから始めてみてください。

行動が長続きしないのは、最初からいきなり完璧を求めてしまうことが要因です。

新たな変化に向かって、まずは動き始めたこと、実行していることを評価しましょう。


② 「いつ・どこ・だれ」を定める


行動を具体化するには、「いつ・どこ・だれ」という問いが効果的です。

時間や場所、相手がイメージできるだけで、具体化のハードルは一気に下がります。

抽象的な概念ではなく、目の前の現実世界の中にあるものに目を向けましょう。


③ プロセスを味わう


失敗や挫折をイヤ・ダメと思うのは、「善悪」をつけているからです。

良いことも悪いことも、全部含めて「経験」と思えば、一つ一つを味わうことができます。

うまくいくこともうまくいかないことも、楽しいことも面倒なことも、経験そのものに価値があると思って楽しみましょう。


④ 身体を動かす


散歩、ストレッチ、筋トレ、片付け……身体を動かすことそのものがやる気を生み出すことがあります。

やる気が起きない時ほど、予定やタスクに囚われるのではなく、まず身体を動かすこと。

目標や目的と関係ないことでいいので、物理的に身体を動かしてみましょう。



身体をフル活用して、停滞感を乗り越えよう


予定やタスクを実行に移すことは、狭く考えると難しくなるかもしれません。

しかし、柔軟な発想と小さな行動を取り入れれば、決して難しいものではありません。

必ずしも考えた通りに実行する必要はありません。手段や方法は無数にあり、頼れる人も利用できるものもたくさんあります。


うまくいかない時ほど、新しい視点や方法を見つけるチャンスです。

身体や環境、道具を上手に活用して、小さなことから実行の幅を広げ、行動を加速させていきましょう。



経験から学び、行動と成長のきっかけに


今週は「停滞感」を味わってみましょう。

  • 実行に移せない時、どんな感情に陥っている?

  • 停滞している時でも、最低限やっていることは?

  • 頭の中に浮かぶ自分への問いかけを変えてみると?


まずは知ること、学ぶことから。

少しずつ行動・実行へとつなげていきましょう。

(何か思うこと・気付いたことがあったら、ぜひメールやコメントで教えてください)



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