おととしくらいから、『今年のおすすめ書籍TOP10』みたいなものを個人的にチョイスしてnoteで共有しています。
(↓ちなみに去年とおととしの『今年の10冊』はこちら)
執筆・出版・流通・販売等に携わっているみなさま、改めてありがとうございます。
本は知識のインプットだけでなく、柔軟な発想や感情のリフレッシュにも効果的です。ぜひ心の声を聴きながら、「今の自分にピッタリな一冊」を探してみてください。
(「今自分が知りたいことは?」と問うと、良書に出会う確率が高まります)
そんなわけで今回は、『今年の10冊2024版』に確実にランクインするであろう一冊をご紹介しながら、発想を広げるヒントをお届けします。(書店や図書館に立ち寄った際はぜひ一読してみてください)
気持ちの切り替え・発想の転換・言語化の練習に、立ち止まって考える「意識のダウンタイム」をお楽しみください。
読みやすさ ★★★★☆
衝撃の大きさ ★★★★☆
活用しやすさ ★★★★★
この本は、発想を広げたりものの見方を変えたりする「A Beautiful Question(美しい質問)」を題材にしています。
「良いアイデアは良い質問から生まれる」という考えのもと、質問そのものの価値を掘り下げていてすごくおもしろいです。
(例:試しに考えてみてください)
・なぜ、賢いビジネスパーソンが大失敗をしでかすのか?
・もし、単なる金儲けをやめて理念を貫いたとしたら?
・どうすれば、もっと良い実験をできるだろう?
本の中には44もの質問が散りばめられていますが、ベースとなるのは「なぜ〜なのか?」「もし〜だったら?」「どうすれば〜できるか?」の3つ。
これらの問いを洗練させていくことで、疑問や違和感の正体がわかり、まったく新しい考え方や解決策が見つかりやすくなる、という内容です。
僕も試しにいろいろ疑問を感じてきたことを書き出してみました。(僕の永遠の探求テーマです。よかったら一生一緒に考えてください)
・なぜ、自分を棚上げして子どもにばかり勉強させる大人が多いのだろう?
・なぜ、責任を背負ってがんばっている人ほど苦しむことになるのだろう?
・もし、批判や嘲笑を受けずに疑問や違和感と向き合うことができたら?
・もし、集団の中の正解や常識の外側にもっと良いアイデアがあるなら?
・どうすれば、安心して本音を吐き出したり柔軟に考えたりできる?
・どうすれば、個人の幸福と社会の進化を両立させることができる?
問いを立てるポイントは、「なぜ自分はいつもこうなんだ!」みたいに批判的にならずに、状況を冷静に理解しようとする態度を貫くこと。善悪や批評をしない方が、発想が広がりやすくなります。
僕は実際に問いを立てては答えを探し、自問自答を繰り返しながらアイデアを少しずつ洗練させています。質問もアイデアも、いきなり名案が浮かぶことはほとんどありません。「問いの質」を高めていくには、回数を重ねるしかありません。
きっと何人かで集まって「質問を出し合う機会」を作るとおもしろいだろうなと思います。勉強を教えない塾でも企画してみるので、興味があればぜひ一緒に。
「これまでの自分」の中に、これからへのヒントになる質問が眠っていると思うとワクワクしませんか? まさに「温故知新」ですね!
ぜひ新しい人や本との出会いと同じくらい、古い自分への質問も大切にしてみてください。新しい自分は、意外と身近なところで出会えるかもしれません。
今日もここまでお読みくださって、ありがとうございました。
勉強を教えない塾 じゅくちょう 福田幸志郎
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