考えごと・目標・計画にも、「季節の移ろい」を。
Dress Words Upでは、自然に沿った頭の使い方をご提案しています。
春は種蒔き、夏は伸び盛り、秋は刈り取り、冬は土づくり
がんばる時期とリラックスする時期のメリハリを生み出す
実行・実現のサイクルを毎年重ね、人生を成熟させていく
季節や天候に合わせて楽しむファッションのように、頭の使い方にも「ドレスアップ」を。
このブログでは、思考を洗練させて想いを実現する「ドレスアップサイクル」を、12のテーマ・52の観点からご紹介します。
目標や計画、方針を考えるヒントとしてお役立てください。
まずは立春(2月4日頃)から立夏(5月5日頃)にかけて、春の3ヶ月から解説します。

春のテーマと方針
春3ヶ月の方針:知性を働かせて動き出し、今年の種を蒔く
二十四節気 :立春→雨水→啓蟄→春分→晴明→穀雨
2月のテーマ :直感を言語化して「今年のテーマ」を決めよう
(直感を言語化するポイント)
1週目:「直感」と「思いつき」を区別する
2週目:「どのように」より「何」を重視する
3週目:「達成」ではなく「設定」を意識する
4週目:「文章」より「単語」の方が効果的
【1週目】「直感」と「思いつき」を区別する
「直感に従えばうまくいく」という意見と、「思いつきに振り回されてはいけない」という意見があります。
直感と思いつき、似たような言葉ですが、両者の違いは何でしょう?
多くの人は、両者を明確に区別していません。うまくいけば「直感で判断した」、うまくいかなければ「思いつきに流された」と言っているだけのことです。
実際のところ、違いはどこにあるのか……まずは「新年の目標」について考えるところから始めましょう。
◆ 新年の目標の88%は未達に終わる
あなたの今年の目標は何ですか?
決めたばかりなら即答できますが、ずっと意識し続けるのは難しいものです。
稼ぐ、痩せる、貯金する、成績を上げる、禁煙する、起業する……どのような目標であれ、一年の終わりまで覚えている人はほとんどいません。
『Small Move, Big Change』によると、新年に立てた目標の89%は達成されないか、忘れ去られてしまうそうです。(そもそも目標を立てない人もたくさんいます)
目標達成ができない時、多くの人はその原因を自分の努力不足・能力不足だと捉えがちです。しかし、実はそうではありません。
原因のほとんどは、目標を設定する適切な方法やタイミングを知らないこと、計画を実行する仕組みが作れていないことにあります。
目標を決め、計画を立て、実行に移し、習慣にするには、そのための知恵が必要です。
(詳細は本に譲り、ここでは話を先へ進めます)
新年の目標には「季節感」も影響する
新年の目標は、休暇となる年末年始か、その休暇明けの時期に決められることが多いです。
しかし、休暇はいわば「非日常」です。浮かれ気分に流されやすく、冷静な思考が働きにくい状況といえます。
そんな中で「日常のための目標」を決めようとしても、的確な思考・判断ができるとは思えません。
休み明けに冷静に目標を見直した時、達成意欲が湧かなかった経験はありませんか? それは自分の能力や性格ではなく、目標を決めるタイミングに問題があるといえます。
また、1月は二十四節気でいう「小寒」「大寒」にあたります。
最も寒さが強まる時期であり、動植物から見ても「耐え忍ぶ時期」です。ものごとを始める時期としてふさわしい印象はありません。
その次の「立春」の方が、次の季節に向かって動き出すイメージとしてはしっくりきます。
(まだ寒い季節ではありますが、立春から春に向かって変化し始めると言われています)
2月の「立春」に目標を定める
3月の「啓蟄」から本格的に始動する
4月の「晴明」で今年の流れができる
このような流れで、目標や計画を考えてみるのはいかがでしょう?
これがDress Words Upで推奨している自然に沿った頭の使い方です。

直感と思いつきを区別して、的確な目標を立てる
直感と思いつきの違い、それは「時間の経過」にあります。
直感は、時間が経っても忘れません。むしろ、時間が経つほど強化されていきます。
思いつきは、時間が経つほど忘れたり、他のアイデアに目移りしたりします。
この両者を区別して目標を立てることが、想いを実現する大事なポイントです。
実際のところ、立春(2月)に目標を立てるとさまざまなメリットがあります。
年末年始の浮き足だった気分に惑わされず、冷静に判断できる
情報やアイデアをじっくり精査できて、実現・実行の可能性が高まる
時間をかけて願望と向き合うことができて、意思決定がブレなくなる
目標設定に1ヶ月かけることで、直感と思いつきが区別され、洗練された目標を立てることができるようになります。
目標を立てたりビジョンを考えたりする時は、このような「時の試練」にかけるプロセスがとても効果的です。

「時の試練」にかけることで、直感は目標へと進化する
2月の立春前後に目標を決めるまで、1月は次のような行動がオススメです。
今年の目標の参考になる本を読む
理想の未来について意見交換する
思いついたアイデアをメモに残す
目標のブレインストーミングをする
最終的な決定を下すまで、情報収集やアイデア整理を楽しみましょう。
1ヶ月取り組んでいるうちに、今年の理想像がよりクリアになっていくはずです。
すぐに忘れてしまう思いつきではなく、いつまでも心に残っている直感を大切に。
今年は「心から望んでいること」を目標として定めていきましょう!

ビジョン・直感を言語化するヒント
Dress Words Upでは、このような「季節の巡り」に合わせた思考の整理・洗練をお届けしています。
1−2月の開催予定は以下の通りです。
『直感の言語化』で目標を明確にするコーチングセッション
『ビジョンを描く能力』を高めるオンラインワークショップ
(※詳細はカレンダーおよびメニューに記載予定、現在準備中)
体験受講も受け付けているので、ぜひ「洗練された目標」の奥深さをご体感ください。
人と一緒に取り組むことで、より一層視野を広げ、思考を深めていきましょう。
(おまけ:今週のアクション&次回予告)
最後に、目標を考える上で役立つ質問を3つお贈りします。
ぜひ立ち止まって考えて、ノートやメモ帳に書き留めてみてください。
去年の経験で、今も覚えていることは?
年末年始に考えていたアイデアは?
最近よく見聞きする「キーワード」は?
次回以降のブログでも、春の1ヶ月目、「直感」を洗練させる上で大切なポイントをお届けしてまいります。
2週目:「どのように」より「何」を重視する
3週目:「達成」ではなく「設定」を意識する
4週目:「文章」より「単語」の方が効果的
次回もどうぞお楽しみに。
ご覧くださいまして、ありがとうございました!
ハラショー(khorosho)素晴らしい!!