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【伝わりやすさの原則11】価値は「枠組み」で決まる


【認識のズレをなくす秘訣】


質問を通して相手への理解を深めていくと、次は相手にも自分を理解してもらう「相互理解・共通認識」の番です。

いわゆる「文脈・背景・枠組み」について理解を深めていきます。

これらの概念は、提案や交渉の場面で特に重要な要素です。

感覚をつかむことで、驚くほどスムーズに応援や協力を得られるようになります。

 

◆ 伝えたからといって、伝わったとは限らない


思考を整理して、言葉をシンプルに整えたとしても、それで十分とは限りません。

実際に伝えてみると、まったく想定通りにならないことがよくあります。

・本当の価値を理解してもらえた気がしない

・浅い理解や間違った解釈で捉えられてしまう

・「○○みたいなものですね」と一緒くたにされる

・安く見られる、価格を受け入れてもらえない

 

この場合、伝え方や言葉選びを考える前に、「認識のズレ」を見直す必要があります。

何を前提として伝えるか、どんな枠組みで伝えるか、という視点です。

お互いの認識がズレていると、内容が的確でも間違って伝わってしまいます。

まずは「枠組み(フレーム)」の違いに気付くことから始めましょう。

 


◆ 枠組みが変わると見方も変わる

 

同じ肩書きや行動でも、枠組みによって印象が変わる、という例を2つご紹介します。


1 医師と英会話講師

一般的には、医師の方が英会話講師よりも権威性が高いと思われます。

しかし、「レッスン」の場面においては、英語講師の方が権威性が高くなります。

 

2 三人の煉瓦職人

「何をしているのですか?」と尋ねると、煉瓦職人たちはそれぞれこう答えました。

一人目「レンガを積んでいるんだ。あと数時間の辛抱だ」

二人目「建物を作っているんだ。あと数ヶ月はかかる」

三人目「大聖堂を建てているんだ。何百年先まで遺るだろう」

 

このような認識の違いが「枠組み」です。

枠組みは、魚にとっての水のようなもので、多くの人は認識すらしていません。

だからこそ、概念を理解すれば大きな差別化になります。

伝えたいことの価値も印象も、枠組み一つで大きく変わります。

 


◆ 枠組みを見直すための4つの問い


伝えたいことそのものから少し離れて、前提や枠組みを見直してみましょう。

ここでは4つの観点をご紹介します。

・優先順位: 何が先か、何を重視すべきか、焦点はどこか

・立ち位置: どの立場から伝えるか、どんな役割を果たすか

・比較対象: 何と比べるか、どのカテゴリーに位置付けるか

・意味づけ: なぜそれをするのか、それをして何になるのか

 

例えば、Dress Words Upは次のような枠組みで事業を展開しています。

  • 「想い」を大切にしている人のために、(優先順位)

  • 「翻訳・外交」の知見を活かして、(立ち位置)

  • 「ドレスアップ」を言葉に施し、(比較対象)

  • 「想いやりで世界をつなぐ」(意味付け)

 

こうした枠組みを作ることで、Dress Words Upは単なる伝え方の工夫ではなく、

「優しさを伝えるためのエチケット」として位置付けられるようになります。

枠組みを使いこなせるようになるほど、過度な交渉や説得は不要になります。

あなたの真価が伝わるためにこそ、ぜひ「枠組み」を見直してみてください。

  

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