この記事は、2024年6月15日に開催した「株式会社福幸塾10周年パーティー」の協賛スピーチです。スピーカーの生田博之様(株式会社LDKプロジェクト代表取締役)より許可を得て掲載いたします。
【スピーチ原稿もくじ】
1 スピーチあいさつ
今日、この場には「普通の枠に収まらない人たち」が集まっている、とじゅくちょうから聞いています。
私はほとんどの人と初対面ですが、「普通の枠に収まらない」という点では似た者同士かも、と勝手に思っています。
本日は協賛企業としてお時間を頂きましたので、お祝いとエールを込めて「普通の枠に収まらないチャレンジを楽しもう」というお話をさせていただきます。
2 自己紹介
私は生田博之と申します。民泊の経営やプロデュースの会社を経営しており、関西を中心に100ヶ所ほど民泊を運営しています。会社員時代に副業から始め、8年前に独立しました。
民泊はユニークさが評価されるところがおもしろく、やり方次第で収益も2倍3倍に膨らみます。世間の枠に収まらず、ワクワクすることにチャレンジできるのが楽しいです。
現在は、民泊を利用されるお客様だけでなく、投資として民泊に挑戦されるオーナー様のサポートもさせていただいています。みなさまにもぜひ一度、民泊をご体験いただけたら嬉しいです。
3 じゅくちょうとのご縁
じゅくちょうと知り合ったのは、コロナ禍の2021年。民泊事業が大打撃を受けている時期でした。2020年までは外国人観光客が増えて民泊事業が急速に伸びていたので、「今が勝負!」と思って人を雇った直後でした。
スタッフを守り、会社を存続させるには、今まで通りではいけない。そのためには、もっと新しい着想を得る必要がある。そんな想いから、いろいろな場所へ飛び込みました。そして、芸人の西野亮廣さんが手がけるオンラインサロンでじゅくちょうと知り合いました。
その時、意気投合したのが「ストーリー」の観点でした。「これからのビジネスには、自社の独自性を伝えるストーリー性が必要だ」という話で盛り上がり、じゅくちょうのセッションを受けてみることにしました。
4 セッションの気付き
みなさんもご存知の通り、セッションでは自分の行動や感情を振り返って紙に書きます。私にとってそれは初めての経験でした。「自分の頭の中はこうなっているのか」と自分を俯瞰したり、「スタッフはこんなことを考えていたのか」と気付いたりすることができました。
そしてそれを数ヶ月続けていくうちに、私にとって「不都合な真実」が見えてきました。やりたいことは頭の中にたくさんありましたが、明確な言葉にできていなかったのです。感覚的なものでしかなかったので、当然周りの人にも伝わっていませんでした。
うちは何の会社なのか、これからどこへ向かっていくのか、いわゆるミッションやビジョンと向き合うことが、今の自分に必要だと気付きました。目の前の仕事に忙しくしているだけでは、たくさんのことを見落としていたかもしれません。
5 新しい変化
「ただの民泊事業者ではなく、自分たちがお客様や社会のためにできることは何か?」
私は会社を一から作り直すつもりで、自社の存在意義や役割を見つめ直しました。何ヶ月もかけて言語化を重ね、理念や定義を作り直しました。
そして、自分たちの仕事は「人生の思い出に残る場所を提供することだ」と気付き、それを体現するための計画と体制を整えました。なかなか大変でしたが、おかげでコロナ禍が明けてからは業績も回復し、プライベートサウナや貸別荘などの新しいプロジェクトにも挑戦できています。
現在、私たちは「人生に綴られるひとときをつくる」という経営理念のもと、日本一の民泊事業者を目指して成長を続けています。まだまだ荒削りではありますが、「感動を超えた感激」を生み出していけるように、価値ある時間と空間を生み出してまいります。
6 未来に向けたメッセージ
普通の枠を超えたことに挑戦しようとすると、予想外のトラブルに見舞われたり、進むべき方向に悩んだりします。それでも、自分のこだわりを大切にして、ワクワクする方に向かって挑戦していけば、きっと道は切り拓けます。
おそらくじゅくちょうもみなさんも、似たような経験を積み重ねておられると思います。ぜひ次の10年も、お互いワクワクする方へ向かっていきましょう。チャレンジの合間には、ぜひ私たちが手がける民泊へリフレッシュしに来てください。焚き火を囲みながらワクワクした気持ちを分かち合いましょう。
最後にじゅくちょうへのお祝いとみなさんへのエールを込めて、本日のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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