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いざという時:大切な人に大切なことを伝える瞬間までに備えるべきこと

人間関係は「いざという時」で決まる?


  • 大好きな人に告白する時

  • 大事な商談で提案する時

  • 部下や子どもを指導する時

  • 大勢の前で発表する時


重要な場面で的確なメッセージを伝えることはとても大切です。


しかし、その時だけ良いことを言っても、相手の心には響きません。


いざという時に大切なことを的確に伝えるには、その時に備えて日々言葉を磨いておくことが大切です。


一つの例として、高校時代の甘酸っぱい思い出を紹介させてください。


高校生

(目次)






高校3年生の超絶イケメン先輩の助言


これは友達の話なのですが(……と言う時はだいたい本人の話)、高校1年生の時、部活動の先輩にとてもカッコいい人がいました。


高校3年生で大人びていて、顔立ちは良く身長も高い。ユーモアに富んでいて友達は多く、後輩たちからも大人気でした。


もちろん彼女もいて、とても美人。高校に入学して数ヶ月の僕……じゃなくて友達から見れば、まさに絵に描いたような理想の高校生活を送っていました。


今で言う「スクールカースト」の最上位にいるような先輩でしたが、決して偉そうにすることはなく、入部当初から気さくに話しかけてくれました。


「中学の時の部活はどうやった?」

「クラスに可愛い子いた?」

「もっと積極的に先輩に絡んでいったらええで」


そんな先輩が部活動を引退する直前の6月頃のこと。


「お前、好きな人とか彼女とかおらんの?」


練習後の雑談で、先輩が恋愛の話を振ってきました。

めちゃくちゃモテる先輩ですから、どう考えてもこれはチャンスです。


恥ずかしがってはぐらかすより、思い切って相談する方が良い展開になるかもしれません。

少しドキドキしながら、僕はその先輩に打ち明けました。


「実は、気になってる人はいますが、どうやって仲良くなればいいかわからないんです」


「……そか、がんばってるんやな。そしたら俺がとっておきのテクニックを教えたるわ」


ユーモアを交えたいつものノリで、先輩はアドバイスをくれました。



「まずは、その子が好きな話題をいろいろ話すやろ。それで、めっちゃ笑わせるねん。

話が盛り上がれば、『この人の話をもっと聞きたい』『もっと喋りたい』ってなるから、休み時間とか放課後とか話す時間が増えるねん。

それで休みの日にでもどっか出かけて、いつもの会話の流れの中でこう言うねん。


『ところで……俺らって付き合ってるやんな?』


いい感じで盛り上がってたらその場のノリでOKもらえるから、これで付き合えるやろ」



当時、恋愛や人間関係の機微を何も知らない友達は、「そんなテクニックがあるんすね! 今度使ってみます!」と興奮していました。



……その後の結末はご想像にお任せします。


高校生

言葉はテクニックではなく「オーラ」


「ところで……俺らって付き合ってるやんな?」


このフレーズ、覚えてしまえば誰でも効果を発揮するでしょうか。もちろんそんなことはありません。


  • 自分に対して自信が持てているか

  • 相手から好印象に見られているか

  • 相手と良好な関係を築けているか

  • コミュニティ内での地位は高いか


言葉が効果を持つかどうかは、複雑な「関係性」によって決まります。


先輩は決して騙そうとしたわけではありません。自分が試して効果があったことを親切心で教えてくれました。


しかし、先輩と友達とでは、条件や背景がまったく違います。

(いわゆる「ただしイケメンに限る」というやつですね)


ある人にとって効果があったからといって、他の人にも効果があるとは限りません。


つまるところ、言葉は単体で価値のある知識・技術ではなく、その人の生き様や態度によって価値が生まれる、いわば「オーラ」みたいなものだということです。


告白、カップル、恋人

人を惹きつけるオーラをまとうには?


効果的なフレーズを知っておくことはもちろん大切ですが、その言葉に力を与えるのは「日々の積み重ね」です。

普段から何を感じ、何を思い、何をするのか、「自分の感性」を研ぎ澄ませておくことが大切です。


ファッションセンスと同じように、「言葉のセンス」も日々の意識によって磨かれます。

だからこそDress Words Upでは、そのための「言語化の機会」をお届けしています。


  • 言葉への意識を高める、週に一度のメールマガジン・ブログ

  • 1ヶ月を振り返って言語化し、思考を洗練させる毎月のセッション

  • 言語化のスキルを身につける、ワークショップや講座

  • 考えをさらに深めたり、人前で発表したりする合宿やパーティー


継続的に言葉と向き合うからこそ、「いざという時」に的確な言葉が出てきます。


ぜひ普段から「考え方・伝え方」に意識を向けて、自分の言葉を洗練させてみてください。


大切な人と話す「いざという時」に備えて、言葉を「ドレスアップ」していきましょう!



メールマガジン、ワードローブ

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