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  • 執筆者の写真じゅくちょう

自分のプレゼンを楽しくするには?


お偉いさんのスピーチや、専門家のプレゼン、コミュニティの自己アピールを見て、「退屈だなあ」と思うことはよくあります。


でも、いざ自分が人前で話すことになると、他の人と似たようなやり方で当たり障りなく済ませようとしてしまいます。


「なぜ誰も、話し方を工夫・改善しようとしないんだろう?」


「もし、もっと人に伝わりやすい話し方や、印象が良くなる伝え方があったら?」


こんな疑問を持てる人は、人並み以上の伝える力を身につけることができます。



会社員のKCさんの事例をご紹介します。


KCさんの会社で、プレゼンテーションのコンペが企画されていました。プレゼンのテーマとして指定されたジャンルは3つ。


 ・CO2の排出を抑制するカーボン技術

 ・情報や流通に革新を生み出すデジタル技術

 ・空飛ぶクルマを実現するモビリティ技術


3チームに分かれ、数週間後にプレゼンの素晴らしさを競います。KCさんは「モビリティ」チームに入りました。



このようなプレゼンをする場合、およそ一般的な論理展開はこんな感じです。


1 社会背景と課題(何が問題なのか)

2 新しい技術へのニーズ(なぜ必要なのか)

3 未来の可能性(解決するとどうなるのか)

4 開発・浸透させていく流れ(どう実現するか)


従来通りのパターンなら、どのチームも似たような論理展開や資料ができあがることが予想できました。


「そのままではつまらない。どうすれば、プレゼンはもっとおもしろくなるだろう?」


ちょうどその頃、KCさんは伝え方の技法(ストーリーテリング)を学んでいたので、このプレゼンに役立てようと考えました。



当日、やはり他の2チームはよくあるプレゼンを披露しました。


「このままいくと、数年後にはCO2濃度が……だから私たちはもっと環境問題に意識を向け……」


「現在のDXの課題は……つまり、このテクノロジーを駆使することによって情報や流通が促進され、経済効果は……」


論理としては隙がない仕上がりになっています。でも、あまりおもしろくはありません。そこには学校の発表会のような雰囲気が漂い、聞き手は見るからに退屈そうでした。



最後は、KCさんたちモビリティチームの発表です。壇上に上がると、KCさんは一枚の風景をスライドに写し出し、静かに話し始めました。


 

モビリティ技術の話をする前に、僕の思い出話をさせてください。



僕は子どもの頃、海に近い街に住んでいました。親に連れられて10分も歩けば海岸があり、晴れた日には向こう側に島が見えました。

「あの島には、何があるんだろう?」

海の向こうを見るたび、僕はそんな疑問を抱いていました。


しかし、その島に行こうとすると、大幅に迂回しなくてはいけません。目の前に見えているのに、実際に行くには片道3時間もかかるのです。幼い僕にとって、その島は「近くて遠い場所」でした。

「あそこまで、空を飛んで行けたらいいのに……」

何度もそんなことを夢見ていました。


今から、僕たちのチームは「モビリティ技術」について発表します。当然、未来に役立つ技術としてお話しするわけですが、それだけではありません。これは、過去に僕たちが思い描いた夢を実現する話でもあります。


目の前に見えている、あの海の向こうの島に飛んでいける……「空飛ぶクルマ」には、そんなロマンが詰まっています。僕たちにとって、空飛ぶクルマは単なるモビリティ技術ではありません。「子どもの頃に憧れた夢を、現実のものに変える技術」です。僕たちは、それが実現できる時代に生きています。


課題解決と向き合い、より良い社会をつくりながら、子どもの頃の夢まで叶えていく。今日はそんなプレゼンテーションをお見せします。よろしくお願いします。


 

……結果は言うまでもなく、KCさんたちのチームが好評価を獲得しました。論理ばかり語るのではなく、人間味のあるストーリーを盛り込むことで、聞き手を惹きつけるプレゼンができました。



もし、みんなと同じようなプレゼンをしていたとしても、誰かに責められるわけではありません。世の中には、「今までこうだったから「他の人もやっているから」といって前例を踏襲し続ける人もたくさんいます。多くの慣習は、そうやって人々を退屈させ続けています。


でも、もしそこに「ひとひねり」を加える人がいたら? 「どうすればおもしろくなる?」「自分ならどうされたい?」と考え、新しい方法を試す人がいたら? 組織や社会は、きっとそういう工夫をしてきた人たちによって進化してきたのではないでしょうか。


「なんかおもしろくないなあ」「なんでこんな退屈なんだろう」と思うことがあれば、それは新しいアイデアを試す時かもしれません。誰も何もしないなら、自分が試してみるチャンスです。


「どうすれば、おもしろくなるだろう?」と考えることで、人や社会に優しいコミュニケーションを生み出していきましょう。あなたの工夫や挑戦も、ぜひ聞かせてください。


最後までお読みくださいまして、ありがとうございました!


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