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  • 執筆者の写真じゅくちょう

すぐに解決しない方がいい問題がある

【「考える」という行動を、深く・楽しく・かっこよく。】

あなたの最近の考えていること・考えたいことは?

あなたの「考えたいこと」を中心に読み進めてみてください。


今日も「考えごと」を一歩前へ。よろしくお願いします。


◆ 問題が起きた時、あなたはどう反応しますか?


先に、僕が塾を立ち上げるきっかけになったストーリーを紹介させてください。

『七つの習慣』の序章に出てくる、ニューヨークの地下鉄の出来事の話です。


七つの習慣

↓一部編集して引用↓


(ある日曜日の朝、ニューヨークの地下鉄にて)

 乗客は皆、静かに座っていた。ある人は新聞を読み、ある人は思索にふけり、またある人は目を閉じて休んでいた。すべては落ち着いて平和な雰囲気であった。


 そこに、ひとりの男性が子供たちを連れて車両に乗り込んできた。すぐに子供たちがうるさく騒ぎ出し、それまでの静かな雰囲気は一瞬にして壊されてしまった。

 しかし、その男性は私の隣に座って目を閉じたまま、全く気がつかない様子だった。子供たちは大声を出し、物を投げ、人の新聞まで奪い取る有様で、なんとも気に触るものだった。ところが、男性は何もしようとしなかった。


 私はいらだちを覚えずにはいられなかった。子供たちに注意もせず、何の責任も取ろうとしない彼の態度が信じられなかった。周りもイライラしているように見えた。私は耐えられなくなり、彼に向かって控えめに、「お子さんたちが皆さんの迷惑になっているようですよ。もう少しおとなしくさせることはできませんか」と言ってみた。


 彼は目を開けると、まるで初めて気がついたかのような表情になり、もの静かな声でこう返事をした。

 「ああ、本当にそうですね。どうにかしないと……。たった今、病院から出て来たところなんです。妻が……あの子たちの母親が亡くなったものですから、いったいどうすればいいのか……。子供たちも混乱しているみたいで」


 その瞬間の私の気持ちが、想像できるだろうか。今までのいらいらした気持ちは一瞬にして消え去った。自分のとっていた行動や態度を無理に抑える必要はなくなった。

「奥さんが亡くなったのですか。それはお気の毒に。何か私にできることはないでしょうか」


↑ここまで↑



◆ 世間は「解決」を急ぎすぎる


この著者と同じように、僕たちは問題が起きるとまず「解決」しようとします。


・どうすれば子どもたちを静かにさせられるだろう?

・なぜ男性は注意しないのか?(注意すべきだ)

・誰か注意してくれたらいいのに


しかし、もし誰かが怒鳴って無理矢理解決したら、その後の展開はどうなるでしょう?

電車の中は静かになるかもしれませんが、親子の抑圧は解決されず、いずれ社会のどこかに現れてきます。

(例えば、自殺や非行、犯罪などの形になって社会に還元されるかもしれません)


問題に対してその場限りの対応をしているだけでは、根本的な解決になりません。

「成績が下がったから上げないと」という発想は、学校でも会社でもよく見かけますね。

「問題→解決」アプローチは、現実的には解決にならない、というのが真理みたいです。



◆ 考える人は「理解」を目指す


このストーリーを読んで、あなたはどう感じましたか?

最初はイライラしていたはずなのに、すっかり哀れむ気持ちになっていませんか?


「子どもたちが騒がしい」という問題は何も解決できていません。

にもかかわらず、もはや問題は問題ではなくなっているのではないでしょうか。

これは問題を解決したからではなく、「理解」したからです。


解決しようとする前に、まず「理解」しようとする。これが「考える」という行為です。


・なぜ、子どもたちは騒がしくするのか?

・この家族には、どんな事情や背景があるのだろう?

・自分はこの状況を正確に理解できているだろうか?


問題に対して反射的に対応するのではなく、視点を変えて背景や経緯を理解しようとするのが「考える人」の特徴です。


◆ あなたの「問題」も、単純じゃないからこそ考えているはず


問題に対する解決策が明確なら、そもそも考える必要はありません。

僕たちが考えるのは、背景や経緯といったさまざまな視点を持っているからです。

(「解決策は明確なのに行動に移せない」という場合、真の問題は別のところにあります)


世間はすぐに「解決」を求めてくるかもしれませんが、正解が見えている問題に興味はないはずです。

すぐには解決に向かえない、奥が深い問題だからこそ、じっくり考えていきましょう。


「考えごとを、深く・楽しく・かっこよく」


あなたの「考えごと」を応援しています。

(読んでみて何かヒントやアイデアが得られたらぜひ教えてください)



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