93.お前は、医者か?

最近ずっと右胸の下らへんが痛く、



くしゃみやせきをすると激痛が走るのだけど、



多分肋骨にヒビでも入ってるんだろう。



かれこれ一週間、もうすぐ治る…はず。





この話を聞いて、どう思うだろう?



「いや、とりあえず病院行けよ」



と思うに違いない。



…でも、僕の言い分を聞いてほしい。



肋骨の骨折は自然治癒を待つほかないそうだ。



僕は、何も知らないわけじゃない。



世界のGoogleで調べたら、



肋骨の骨折症状と僕の症状が一致したから。



うん、間違いない。





今は情報が整理されて、便利な世の中になった。



勉強に悩む小中高生やその親御さんたちよ、



YouTubeで「数学 高校」とか検索してみるといい。



びっくりするくらいいろんな分野を、



いろんな講師が黒板付きで解説してくれる。



教科のためだけに高いお金を払って



塾に行く時代は完全に終わる。





だから、調べればたいていのことはわかる。



困ったら、調べればいい。



知識はネット上にいくらでもある。



人の経験も学ぶことができる。



受診しても意味がないなら、



わざわざ医者にかかる必要はない。

















と、ここまでを聞いてどうだろう?



違和感を覚えないだろうか?





まず、「お前は医者か?」と聞きたくなるはずだ。



診断は、素人がするものじゃない。



ググって出てきたからといって、



正解とは限らない。





知識は確かにネット上に溢れている。



テレビでもたくさん流れてくる。



でも、それを鵜呑みにするのは



あまりにも危険すぎる。



そんなことは、大人なら誰でもわかってるはず。





なのに、「子どもの教育」に関しては、



専門的に知りもしないのに



アドバイス(のつもり)をする人が多すぎる。





大学は行った方がいい。



とにかく勉強すれば自信になる。



うちの子は○○がダメだから。



教育はこうあるべきだ。





こうした素人の「意見」は、



僕がGoogleで調べて



わかった気になっているのと変わらない。



「意見」と「アドバイス」は区別した方がいい。





医者は、「確率論」で診断しているわけじゃない。



その人を見て、体全体を見て、



得てきた知識や例外など全部考慮して、



その上で診断を下す…



プロとはそういうものじゃないだろうか。





教育も同じ、「確率論」じゃない。



「その成績でその学校に入った奴はいない。」



「大学に行く大半は楽しんでいる。」



「テストの点が悪いからお前は頭が悪い。」



…それは「専門的なアドバイス」じゃなく、



「ただの意見」でしかない。





人は、確立で育つわけじゃない。



どんなに過去のデータがあっても、



あなたの子どもは



人類史上では今にしか存在していない。



これからどうなるかなんて、



誰にもわからない。





だから「教育の専門家」には、



子どものこれからの「のびしろ」や「変化」を



考えられる能力が必要になる。



今までの子どもの状態だけを見て、



その延長線上でしか成長を考えられないなら、



それは「教育」じゃない。



(教師も、自分の教育のビフォーアフターを



追跡調査できたらいいのだけど、



そんな方法どこかにないかな?)





あなたの専門分野は何だろうか?



僕は、思春期の専門家=人生開拓の専門家としては



世界で通用するプロでありたい。



でも、専門分野以外に関しては、



誰に対してもアドバイスを送るべきじゃない。



(当然、自分に対しても。



 だからまずは医者へ行け、俺。笑)





意見とアドバイスは区別して、



アドバイスは専門家から。



あなたが取り入れる考えは、



あなたが選んでいい。



今日も一日、



良いアドバイスを取り入れて成長していこう。



じゅくちょう