9.子どもが成長する瞬間

じゅくちょうだ。

 

今日はちょっぴりハートウォーミングなストーリーを紹介しよう…

 

 

↓ここから↓

 

先日、ある塾生のお母さんから突然のメール…

 

お子さんがケガをしたとの連絡だったのですが、

内容(お母さんの考え方やお子さんの行動)

 

あまりにも素敵だったので、

 

掲載許可を頂いてご紹介します。


その日、お子さんは近所の公園付近を

 

ジェイボード(スケボーのような乗り物)に乗って遊んでいました。

そして、公園から出てきた小さな子どもにぶつかりそうになり、

 

転んでケガをしてしまったそうです。

結果、腕を骨折してしまいました。


僕も骨折した経験があるのですが、

 

骨折は本人にも親にもすごく手間がかかります。

ご飯が食べにくい、字が書きにくい、フタが開けられない…

面倒のあまり、

 

「なぜ骨折なんかしたのだろう?」と考えてしまうと、

 

後悔ばかりが出てきます。


大人であれば自己解決できるかもしれません。

 

しかし、お子さんの骨折となるとどうでしょう?

「あなたが気をつけていないから」

 

あなたは運動神経が悪いから仕方ない」など、

本人を責めたり傷つけたりしてしまうことが

 

あっても不思議ではありません。


しかし、このお母さんは子どもを責めることなく、

 

むしろ骨折を「名誉の負傷」として褒めたそうです。

お母さんはお子さんや周りの人の話をきちんと聞き、

 

状況をきちんと把握した上で

「我が子が、小さな子にケガをさせない最善の方法を選べた、

 

下の子を守る責任感が芽生えた」と判断しました。



メールで連絡を頂いた内容には、

 

「塾で年上と接する中で、

 

上下関係の役割を学んでいるのだと感じました」

 

とありました。


今回の一件、

 

見過ごしてはいけない大切なことがたくさん隠されています。

文面が長くなるので、

 

3つだけ解説させて頂きます。


まず、子どもは「自分の行動が本当に良かったのか」

 

確信をもって判断できるわけではありません。

ケガをしたことに対して、

 

「自分が悪いのでは、親に怒られるのでは…」

 

という不安も芽生えます。



もしここで子どもに対して

 

「あなたがしっかりしていないから…」

 

責めていたらどうなっていたでしょう?



子どもが自らの不安をかき消し、

 

自分に自信を持てるようになるきっかけは、

 

「親の声かけ」次第なのです。

子どもの自信や性格は、

 

子どもが行動した後の

 

大人のフィードバック」によって形成されるのです。

ケガの煩わしさを一切省みなかったこのお母さんの対応は、

 

まさに100点満点と言えるのではないでしょうか。


次に、大人は普段接している我が子に対して、

 

いつ成長しているのか」があまりわかりません。



久しぶりに会う子どもに対しては、

 

身長や言葉遣いなどから成長がすぐわかるのですが、

毎日接しているとわずかな成長には気付きにくいものです。

 


子どもがよく育ち、最大限に自分の能力を高めていくには、

 

大人が「成長の瞬間」に気付くことが大切です。

もしこのお母さんが「成長の瞬間」に気付いていなければ、

 

今回のような対応はできたでしょうか。

子どもの成長を信じているからこそ、

 

その瞬間に「最適な声かけ」をしてあげることができるのです。


そして最後に、見過ごしてはいけないのが

 

周囲へのフィードバック」です。

もしお子さんを褒めたにも関わらず、

 

周囲に対しては「うちの子がだらしなくて…」と

 

こぼしていたらどうでしょう?

たとえ親にとっては謙遜であったとしても、

 

子どもには大人同士の会話の方が真実に聞こえてしまうかもしれません。



「褒めてくれたけど、本当はそう思ってないのかも…」

 

という気持ちが芽生えた子どもの傷は計りしれません。

本人を褒めた上、

 

更には本人の成長を周りの人にも伝える…

 

子育てに謙遜は不要です。

 


褒めたら褒めた分、

 

我が子の成長の喜びは周りにも伝えてあげましょう。


子どもの決断を評価する、

 

子どもの成長を常に信じる、

 

我が子の評価を人に伝える…

素敵なお母さんの、

 

愛情溢れる親心を見せて頂いた一コマでした◎